ムカデ・ゲジゲジ・ヤスデ・ワラジムシ・ダンゴムシ

		ムカデについてムカデは分類上、「節足動物門」のグループに属し、「ムカデ網」に分類されます。漢字で書くと「百足」と書き、たくさんの足がありますが、実際に100本あるわけではありません。15対、21対、23対、30対、170対など種類により様々います。体長は、5mmくらいの小型から大きいもので150ｍｍくらいのものがいます。体型は細長く、頭部と胴部に区別されます。頭部には、1対の触角があります。ムカデは世界で約２７００種がいるとされ、日本では約130種類のムカデが確認されています。その中でも、トビズムカデ、アオズムカデ、アカズムカデ、タイワンオオムカデがよく見かける代表的なムカデです。ムカデは昼間、倒木や石の下、落ち葉の中、コンクリートの隙間などジメジメとした湿った場所を好んで潜んでおり、夜行性なので夜になると、ゴキブリ・コオロギ・ダンゴムシ・クモ・ミミズなどの昆虫を探して、床下や外壁、排水口などから家屋に浸入してきます。
		ムカデを退治するには… ムカデは家屋の庭にある植栽、石、草、落ち葉などから発生し、家屋へ浸入してきますので、侵入させない事がポイントです。僅かな隙間からでも侵入してきますので、家屋の周りに薬剤（粉剤・微粒剤・液剤）を帯状に散布して、侵入を防ぎ事が重要です。また、隙間は補修材で埋める、液剤やスプレーなどの殺虫剤で予め予防処理をしておくと、侵入を防止出来ます。薬剤を撒きたくない場合は、粘着シートをベランダ・窓枠のサッシ部分に貼り付けて、捕獲する方法があります。

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ムカデの予防法

お庭や家屋周辺にある、落ち葉や雑草、倒木、石などを取り除いて、ムカデが生息しにくくすることが大切です。

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ムカデの毒

ムカデに咬まれると非常に激しい痛みがあり、炎症を起こして赤く腫れ上がります。まずは、咬まれた部分の毒を毒吸引器ポイズンリムーバーなどで絞り出して、42℃～43℃のお湯で毒を洗い流してください。（注意：咬まれてから時間が経過している場合は、温めると逆効果となり、毒が拡がる可能性があるため注意が必要です。）
その後、抗ヒスタミン含有のステロイド軟膏を塗り、腫れがひかない場合や頭痛・めまい・吐き気などの症状が出る場合は、なるべく早く病院へ行ってください。ムカデの毒はスズメバチの毒と似ていて、過去に咬まれた事がある人は、“アナフィラキシーショック”が起こる可能性があり注意が必要です。特に子供やお年寄りの方が刺された場合は要注意です。