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蟻について 蟻は、ハチ目、スズメバチ上科・アリ科に属する昆虫で、体長は、1mm〜3cmほどの小さな昆虫で、卵 - 幼虫 - 蛹 - 成虫という完全変態を行います。世界では、22亜科12000種類以上、日本では10亜科280種類以上のアリの種類が知られています。女王蟻を中心にして複数の個体が巣の中（コロニー）で、働き蟻、兵隊蟻、雄蟻などの役割分担して集団生活を送る社会性昆虫です。フェロモンで仲間と情報交換を行い、餌の場所や危険を知らせ合って生活をしています。群れの大部分の蟻は、女王アリや王アリ、兵隊アリの世話や営巣など巣の中で活動をし、外に出ている蟻はほんの一部です。蟻の食性は、糖蜜を好む蟻、動物性たんぱく質を好む蟻、雑食性の蟻、菌類を主食にする蟻など多種多様な食性です。

蟻の寿命

女王アリ・・・10〜20年　・働きアリ・・・1〜2年　　・雄アリ・・・1〜2年

アリの種類

ヒアリ、アカカミアリ、アルゼンチンアリ、イエヒメアリ、ヒメアリ、ルリアリ、トビイロケアリ、ヒメトビイロケアリ、クロオオアリ、ヒゲナガケアリ、カワラケアリ、キイロケアリ、アメイロケアリ、クロクサアリ、クロヤマアリ、クロオオアリ、ムネアカオオアリ、アメイロアリ、サクラアリ、オオズアリ、トビイロシワアリ、アミメアリ、オオハリアリ、クロナガアリ、ヤマトアシナガアリ、サムライアリ、ムネボソアリ、トフシアリ、コツノアリ、ウロコアリ、オオハリアリ、ダルマアリ、カギバラアリ、シリアゲアリなど。

●ヒアリ（火蟻） 粘着シート（トラップ）を設置し、ヒアリか在来の蟻かを区別して、ヒアリが発見された場合はアリ用ベイト剤（毒餌剤）「アンツバスター」・「アリキックベイト」・「アンツノー粒剤」を用いて、ヒアリに巣まで餌を持ち帰らせて巣ごと崩壊させることを推奨致します。液剤を撒く方法があります。「巣のアリ退治液剤」「アルゼンチンアリ巣ごと退治液剤」を巣に直接散布すると、連鎖効果で巣ごと全滅させる殺虫剤です。アリが薬剤を体につけたまま巣に帰り、他のアリと触れ合うことで、薬剤が仲間のアリに伝わります。殺虫剤の効果的な使い方については弊社にご相談ください。

●被害の予防について
野外での作業時には、長袖、ゴム手袋を着用し、肌を露出しないようにしてください。
靴やサンダルを屋外に置きっぱなしにしないでください。

●ヒアリを発見した場合
強い毒を持つため、素手で触らないでください。
近くの自治体に連絡してください。

●イエヒメアリ ●予防法 イエヒメアリの家屋への侵入を防ぐのは正直難しいです。窓枠や壁の隙間があればそのような所に定期的に殺虫剤を残留塗布すれば多少効果はあると思いますがどこからでも侵入してくるのでどの程度効果的かはなんとも言えません。

●駆除法
業務用のアリ用ベイト剤「アンツバスター」を設置するのが効果的です。遅効性の殺虫成分が配合されている毒餌を働きアリが巣に持ち帰り、それを巣穴全体のアリに食べさせる事により巣を全滅させます。誘引剤と遅効性の成分を配合しているのでイエヒメアリにも効果的です。
＊イエヒメアリはひとつの集団に複数の女王をもち頻繁に分巣を繰り返します。すでに巣が広がっている場合は全ての巣を駆除する必要があります。全てを駆除するまでには時間と根気が必要ですがあきらめずに頑張ってください。

●イエヒメアリ駆除のポイント
１．イエヒメアリのエサとなるお菓子や乾物等の食べ物はきちんと封をしてしまう。食べカスなども残さない様にきちんと掃除する。 
２．イエヒメアリの通り道や部屋への侵入口をみつけ良く見かける場所に複数毒エサ剤を設置する。
３．毒エサ剤を設置しても警戒してすぐに食べない場合もあります。そのような時もすぐに設置場所を変えず４〜５日様子を見る。
　　それ以上待っても食べない時は設置場所を変える。食べ始めたら毒エサ剤の容器には触らない。
４．むやみに殺すと警戒ホルモンを出し仲間が近寄らなくなります。特に毒エサ剤設置場所付近ではご注意下さい。
５．毒エサ剤の食いつきが悪い場合はイエヒメアリの好む、乾物や砂糖などを少し混ぜてみて下さい。

●イエヒメアリの被害
大量に発生して室内を歩き回るので不快になる。まれに人をかむ。人の食材もエサとするので食品に被害がある。